製品Q&A
導入検討について
- 購入前にお試しで使うことはできますか。
はい。原則2週間の無償トライアルセットをご用意しております。お問い合わせからお申し込みください。
- ユーザーだけで無線ネットワークを構築することができますか。
はい。マニュアルや確認ツールにより、ユーザー様のみでの電波試験や設置作業を行っていただくことが可能です。
- 機器の設置作業は対応してもらえますか。
ご相談が可能となっております。
- 設置後の運用サポートサービスはありますでしょうか。
ユーザー様向けに遠隔からシステムを管理できるツールをご提供しております。また、窓口にお問い合わせいただければ、トラブル対応などをお受けすることができます。
- レンタルやリースで使用はできますか。
Sonas x04 QC Portable(ポータブル式微動計)のみレンタルプランをご用意する予定です。
- NETISに登録はされていますか。
はい。登録番号:KT-230117-A
- 無線の免許がなくても使用することができますか。
はい。当社で取得した工事設計認証に基づいており、製品には技適マークが付いております。
実績について
- 製品の採用実績を教えて下さい
建築・土木業界の幅広いユーザー様に使用いただいており、過去のモデルでは累計で約900台を出荷しています。
標準システムを計測業務で活用いただいている他、協業としてシステム連携を行った上で、エンドユーザーにソリューション提供をしている実績もございます。
本サイト内での関連情報は、以下からご確認いただけます。
■ 各製品ページ内の計測実績例
■ アプリケーションノート(具体的な使い方の例)
■ 導入・協業実績
■ 関連論文(製品が活用されている論文)
■ 各製品ページ内の沿革
製品ラインナップ間での違いについて
- ラインナップの中で計測性能は何種類でしょうか。
2種類になります。
標準モデルは省電力性と性能を両立するMEMSセンサが内蔵されており、
製品名にQC(Quartz Crystal)が入っているモデルは、水晶振動子を用いた超高精度センサが内蔵されております。
- 常設シリーズとポータブル式では何が違うのでしょうか。
常設シリーズでは一度設置した後に長期間計測することを想定しており、バッテリを大容量とし、堅牢な筐体設計をしております。
ポータブル式では数時間〜数日間といった短期間での計測を想定しており、必要最小限のバッテリを搭載し、頻繁な操作や運搬を想定した設計となっております。
内蔵しているセンサは同一品を用いております。
- 常設シリーズのセンサユニットをクラウド接続なしで使用することは可能でしょうか。
可能です。ポータブル式で用いるベースユニット(親機)との接続や、WindowsPCでの管理も行っていただけます。
[仕様] 振動計測について
- センサユニットからはどのようなデータが得られますか。
3軸の重力加速度データになります。単位はmG(ミリジー)で、平置きした場合には鉛直方向は平均値が約1000mGになります。
- QCタイプで内蔵されているセンサの詳細を知りたい。
こちらをご参照ください。
- 計測性能を詳しくご教示ください。
データシートのご提供が可能です。お問い合わせからお申し込みください。
- 最終的に出力されるデータ形式は何ですか。
CSVファイルとしての出力となります。
- 騒音計として使えますか。
システムからの出力値は加速度のみとなっており、騒音振動レベルへの変換はユーザーによる実施をお願いしています。
- 振動計測以外のセンサのラインナップを知りたい。
ソナスの企業ホームページをご参照ください。
[仕様] 時刻同期について
- センサユニット同士の同期精度は具体的にどの程度でしょうか。
無線ネットワークの通信状態が良好な場合、最大で約80μ秒の誤差となります。
- 時刻補正はどのように行いますか。
・親機をゲートウェイユニットとしてクラウド(インターネット)に接続できている場合は、NTPサーバに合わせる処理が常時自動で行われます。
・親機をベースユニットとしてクラウド接続せずにPCに繋いで使用する場合は、手動で操作したタイミングにPCの時刻と合わせることができます。いずれの場合も、センサユニット同士の同期精度は常に保たれます。
- GPSとの同期計測は可能でしょうか。
現状のラインナップでは対応しておりません。
- トンネルのような閉じた空間でも通信はできますか。
通信は可能ですが、場所によっては端末の設置位置を考慮する必要があります。
詳細はこちらをご参照ください。
- なぜ無線でセンサ端末同士の時刻同期ができるのでしょうか。
技術情報ページをご参照ください。
[仕様] データの記録と取得について
- 加速度データはどこに保存されますか。
計測したデータは全てセンサユニット内のメモリカードに保存され、そのうち必要な部分をクラウドまで収集して保存することが可能です。
- クラウドに全計測データを保存することはできますか。
できません。トリガ検知した場合に自動で、あるいはクラウドシステムから時刻を指定して手動で、クラウドまでデータ収集を行うことができます。
- センサユニットの中のメモリカードにはどれくらいの期間のデータが記録できますか。
サンプリングレート100Hzの場合、10ヶ月程度の期間のデータ記録が可能です。
容量が一杯になった時は古いデータが上書きされていきます。
ただし、センサユニットの通信状態が悪い場合などにはデータ保存期間は短縮されます。
- トリガ検知の機能はありますか。
はい。センサユニットには計測した全データが記録されており、トリガ検知の機能により、予め設定したプレトリガ期間とポストトリガ期間を含んだデータを無線で収集し、クラウドに保存することが可能です。トリガ検知では、各センサユニットごとに閾値を持つことができ、検知判定の情報を元にゲートウェイユニットから計測データの収集要求を行います。
[仕様] 無線メッシュネットワークについて
- UNISONetとは何ですか。
ソナスが独自開発した無線通信規格で、IoT向けの省電力無線であるLPWA(Low Power Wide Area)の一種です。
振動計測システムにおいては、設置現場で構築するネットワークとして、時刻同期やデータ収集などを行なう通信手段として活用しています。
- 伝送距離を教えて下さい。
理想環境では各端末間で2km先と通信ができ、10回の中継により理論的には最大20kmの範囲で通信が可能です。
各端末間の伝送距離は、地面に置くことなどで通信距離は大幅に短くなります。
- 建物内における上下方向の通信距離の例を教えて下さい。
建物内で端末同士を垂直方向に設置した場合、S造ビルのEPS(Electric Pipe Space)やDS(Duct Space)などでは3~4フロア程度、RC造やSRC造マンションのメーターボックスでは2~3フロア程度を跨いで通信することが可能な事例が多くなっております。
- 1台のゲートウェイユニットに何台のセンサユニットを収容できますか?
ネットワークには200台まで収容可能です。ただし、上限のあるネットワーク転送容量を全台で共有するので、加速度データの収集にかかる時間は、センサユニットの台数に応じて増えることになります。即時収集が必要な場合は、Highwayタイプ(高速収集機構付き)のx04をご検討ください。
- センサユニットとリレーユニットでは通信機能に違いはありますか。
違いはありません。センサユニットも他のユニットのデータを中継します。
- トンネルのような閉じた空間でも通信はできますか。
通信は可能ですが、場所によっては端末の設置位置を考慮する必要があります。
詳細はこちらをご参照ください。
- なぜ無線でセンサ端末同士の時刻同期ができるのでしょうか。
技術情報ページをご参照ください。
[仕様] 電源について
- 電池寿命はどの程度でしょうか。
地震観測としての利用では、最小の電源仕様で1年程度の持続が可能です。長寿命化のための電源オプションを複数ご用意しております。
- 商用電源を用いてセンサユニットを駆動させることはできますか。
はい。AC100V用コンセントから給電するタイプをご用意しております。
- センサユニット用の内蔵電池は市販品の使用ができますか。
単一型アルカリ電池は市販品の使用が可能です。長寿命化のためのリチウム一次電池は、当社からの購入品をご使用ください。
- 停電したときの対策はありますか。
ゲートウェイユニットはUPSの利用を想定しております。
センサユニットをAC100Vで駆動させた場合、停電が起きた際は内蔵電池がバックアップ電源として機能します。
運用機能や外部システムとの連携について
- 設置した後のシステムの状態監視は、どのようにできますか。
各ユニットの状態を定期的なハートビートとして無線で収集します。ハートビートの履歴は、ウェブブラウザからアクセスするクラウドシステムの画面で確認が可能です。異常があった場合のメール通知機能もご用意しております。
- 標準のクラウド画面では何の機能がありますか。
前述のシステム状態監視に加え、クラウドまで収集した加速度データの可視化・ダウンロード機能などがございます。
- 計測値を震度、カイン、ガルに変換する機能はありますか。
ご用意しておりません。
- APIなどで外部のクラウドにデータを取り込むことはできますか。
はい。インターネット上のAPIサーバから提供するREST APIをご利用いただくことにより、外部のクラウドなどにデータを取り込むことが可能となっております。
- 現場で完結するオンプレミスのシステムとして計測データを取得できますか
オンプレのシステムとしての連携事例もあり、システム開発のご相談は可能となっております。
メンテナンスや設置方法について
- センサユニットの中のメモリカードは市販品の使用ができますか。
いいえ。当社で指定するメモリカードをご利用いただく必要がございます。
- センサユニットの電池はユーザーで交換できますか。
ドライバーを用いてユーザー様のみで交換することが可能です。
- 振動計はどのような固定方法がよいですか。
長期設置の場合は、アンカーボルトまたはコンクリート用接着剤での固定を推奨しております。簡易的な方法として両面テープで固定されるユーザー様もいらっしゃいます。
- センサユニットの固定用治具の販売はありますか。
平面に対してボルト固定が可能なプレートや、ポールや太いケーブル等への取り付けを想定した治具をご用意しております。
- センサユニットは垂直に取り付けられますか。
保証する仕様は水平での設置を前提としておりますが、物理的には取り付け可能です。
垂直に取り付けた場合、X軸またはY軸に重力加速度が含まれた値が出力されます。