2021.04.28
プレス
独自開発のIoT(Internet of Things)向け無線「UNISONet(ユニゾネット)」を展開するソナス株式会社(東京都文京区/代表取締役:大原壮太郎)は、同無線搭載で手軽に機械設備のモニタリングを始められるワイヤレスモニタリングシステムの無償トライアルサービスを新たに開始しました。新型コロナウイルスを背景に製造業でも益々DX化やIoT化への要求が高まる中、「既存機械設備の稼働監視や予知保全をやりたいが、大規模な投資は難しい」「まずはスモールスタートから始めてその効果を測りたい」という現場の声に応えてまいります。
■ ソナスの製造業向けワイヤレスモニタリングシステム
日本の製造業のIoT化は欧米に比べて遅れており、なかなか進展していないのが現状です。一方で、約7割の企業が「可能であれば機械設備の稼働状況の見える化を進めたい」と回答しているデータもあり、コストや手間などの導入ハードルが下がれば急速に進展する可能性があります。
こうした背景から、当社は昨年6月に、独自開発のIoT無線UNISONetを搭載し、配線不要で既存の設備・機械の稼働監視や予知保全を可能にする製造業向けワイヤレスモニタリングシステムを発売いたしました。
安定・省電力・高速・双方向低遅延・ロスレス・時刻同期・多数収容といったUNISONetの特長から、広大な敷地内に複数の工場が立つ製造現場でも、安定して点在する機械設備を多点同時計測することが可能で、ポンプやモーター、大規模設備、プレス、各種工作機など、製造現場の様々な機械・設備に対応しています。また、機器の制御や移動体にも活用できます。
【特長】
・ 広範囲に点在する多数の既存設備・機械を同時計測・一元管理可能
広い施設の中に点在する100台規模の機械・設備でも高精度な同期計測ができ、1つのネットワークで一元管理可能です。また、一旦設置した後も柔軟に対象機器を追加できます。
・ 古い機器やレイアウト変更のある設備・機械、移動体もモニタリング
様々なセンサのラインアップにより、古い機器にも対応します。また、電波環境変動に強いUNISONetの特性を活かし、機器が移動しても問題なくモニタリングを継続します。
・ 複数機器でも低遅延で制御可能
時刻同期や多数収容、双方向低遅延な通信で、複数のセンサのセンシングトリガを制御したり、対象機器へのフィードバックも可能となります。
・ 電池駆動で最大5年間運用可能な省電力性
電源ケーブルが不要なことに加え、高い省電力性により、頻繁な電池交換も発生しません。
■ 無償トライアルサービスについて
ワイヤレスモニタリングシステムの発売以来、工場のIoT化に取り組みたいと考えながら、「投資対効果の有無が分からない」「IoT化によるインパクトが測りづらい」として導入に踏み切れないお客様の声を多くいただいてまいりました。そこで、こうした声に応えるため、この度同システムを無償で1カ月お試しいただけるトライアルサービスを開始いたしました。モニタリングの目的や機械によって異なる計測対象に対応するため複数種類のセンサユニットをご用意し、ゲートウェイやクラウドアプリケーションまで付属したキットになっています。
【無償トライアルキット構成】
・ 選べるセンサユニット(2台)
振動センサを選択の場合は、別途無償の「振動計測キット(ローカル環境でご使用可能)」をご用意しております。お気軽にお問い合わせください。
・ ゲートウェイ(1台)
センサユニットからデータを収集し、クラウドへ転送します。
・ リレーユニット(2台)
センサユニットの通信距離延長や通信経路増強の際に使用します。
・ クラウドアプリケーション
設備・機器から収集した計測値をグラフなどを用いて見える化します。PCやタブレット、スマートフォンからインターネット経由でアクセスできます。
■ 製造業向けワイヤレスモニタリングシステム専用ウェブサイト
https://machine-monitoring.sonas.co.jp
□ 本件に関するお問合せ
広報担当:武田
TEL:03-3830-0170 / Email:pr@sonas.co.jp