転送方式①
ルーティング型
事前に決定した伝送経路に従い転送をおこなうルーティング型
→ 電波環境の変動に弱い
転送方式②
フラッディング型
全台が転送をおこなうフラッディング型
→ 転送毎にトラフィックが増加し伝送効率が極端に落ちる
同時送信フラッディング
電波をぶつけながら送信する常識破りな転送技術
同時送信フラッディングでは、複数端末が同時に転送することで電波干渉をわざと発生させます。
この際、「同一データ」を「同一タイミング」で転送すれば、合成波が受信可能であるという現象を利用しています。
01 データ送信スタート
データ発信元の端末は全端末に対しデータを送信。
(ブロードキャスト)
02 受信後即転送
受信した端末はデータを即転送。この際電波干渉が発生し合成波の振幅にうなりが発生するものの、周波数や位相には大きな影響がないため受信可能。
03 転送の繰り返し
複数端末が同一データを同一タイミングで転送することがポイント。各端末は受信するまで待機して、受信したら即転送。
04 データ到達
この動作の繰り返しにより目的地にデータを届けることが可能。
受信したら即転送するというシンプルな動作で、その時々に利用可能なリンクを
すべて使用しながらも、転送効率も高く保つ画期的なデータ転送が実現します。
時分割スケジューリング